主な原因
骨粗鬆症が多くの原因と言われています。骨粗鬆症とは骨の強度が低下(骨密度の低下)して骨折しやすくなる病気です。女性ホルモンの低下などによって引き起こされたり、病気や薬の影響によって引き起こされます。骨の強度が低下することにより脊椎が押しつぶされ『脊椎圧迫骨折』を起こしてしまいます。骨粗鬆症は自覚症状が無く知らないうちに進行していき、転んだりくしゃみなど、少しの衝撃で骨折しやすくなります。自分の体重に背骨が耐え切れなくなり、気づかないうちに背骨がつぶれてしまうのです。これがいつの間にか骨折と言われるものです。
「最近、背中が曲がってきた」「背が縮んだ気がする」「腰が痛い」など。歳を取ったらこう言った症状がでても仕方がない、周りの人もそうだからと言って放置していませんか?65歳以上の方に多く、閉経後気づかないうちに骨粗鬆症が進行し「転んだりしていないし」「少し腰が痛いだけ」と大丈夫と思っていても、骨折している場合があります。
どんな人がなりやすい?
加齢に伴い、誰でも骨の量は減ります。しかし、みんな同じように減るわけではありません。女性は元々骨が細く、閉経により骨を作るのを助けるホルモン(エストロゲン)の分泌が減るので、閉経後に骨粗鬆症になりやすくなります。また体質などでもなりやすい可能性がある人もいます。
あとはやせ型、カルシウムやビタミンDの不足、運動不足、アルコールやコーヒーの過剰摂取、喫煙、日光照射不足などが危険因子と言われています。
予防するには…
カルシウムやビタミンB、ビタミンkは骨を作るのに役立つ栄養素です。カルシウムとビタミンを同時に取ることで腸でのカルシウム吸収率がアップします。そして、タンパク質もしっかり摂取しましょう。
骨は負荷がかかると骨を作る細胞が活発になります。活発になることで骨が強くなるので運動をすることが大切です!しかし、間違ったフォームでの運動や今まで運動をあまりしていないのに、いきなり激しい運動をしたりするとケガに繋がるので気を付けましょう!
※骨粗鬆症の治療中や膝が痛い方は無理をせず、先生に相談をしながら運動をするようにしましょう。